2015年10月28日水曜日

移動手段の方法と感動について

こんにちは。

『人は何故に旅をするのか??』
などとぼんやり考えていたら。。。
すっかり投稿の間が空いてしまいました。。。。反省。


ゲストハウス(GH)を開業して、慌ただしい日々の中で、色々な形で旅するゲストさんを迎え入れ、好奇心剥き出しに?話をして、未消化な課題を溜め込んでおります。


GHは東海道に面しております。江戸時代参勤交代で使われた道です。
その昔、移動手段は基本徒歩のみ。時折、馬、籠などの移動手段使われていたけど。
今は、クルマ、電車、飛行機、バイク、自転車などなど、選べる便利な時代です。

その中で、歩いて旅をするゲストさんが多いのです。
でも、理由、目的はそれぞれ様々。

ふと、太太が気がついたことは?
『人間、五感の感じる順序を変えると違った世界が広がる』と云うこと。

難しそうに言っちゃったけど、簡単には、
クルマ運転中は視覚は最優先だけど、小径を歩いていると、視覚と同じ位、臭覚もがんばっているのです!
「あっ!」と、キンモクセイの香りから、キンモクセイの花を見つけたりして。
そんな単純なことですが、いつもと違った日常が味わえます。

そんなことを積み重ねて行くと、私も歩く旅人になっているのかなあ〜?
結論は先送り。
まずは女将業に励みます。












2015年8月27日木曜日

お久しぶりです。中国人テイスト。


こんにちは。


我がゲストハウス初の、中国人のお客様が宿泊されました。正確には香港人ですが。。。
これからオーストラリアに留学予定の女性です。

太太は格別の好奇心を内側に隠しつつ到着を待っていたら、
生憎の悪天候で空港から通常の3倍の時間をかけての到着。 
チェックイン時間もとうに過ぎた到着となりました。

流石に疲れ果てた様子。しかも緊張を強いられる異国の夜。初対面の宿主。
夕食も食べそびれていたので、時間外でしたが食事を提供することにしました。

日本人太太 : スープはいかがですか? 注)香港人はスープ好きです。
香港人小姐 : 何のスープですか? 
日本人太太 : 人参のポタージュです。
香港人小姐 : じゃあ、要らない。
日本人太太 : ・・・・・・・・
————————————————

日本人太太 : じゃあ、パスタはいかがですか? 時間的にサラダは出来ませんが。
香港人小姐 : じゃあ、スープをつけて下さい。 注)他の種類のスープです。


来た・聞いた・来た〜!!

久しぶりに聞いたジコチュー発言! 痺れる様なはっきりした主張。


今まで人参のポタージュスープは多い頻度でゲストに提供してきた自信作のスープ。
何のスープかも言わずに、朝食スープとしてお出ししても誰も残したり、要らないと言った人はいなかった。美味しいとも言ってくれた。

一撃を食らった太太は、今までのゲストの好意?に急に不安なりましたよ。
私に気を使って我慢してくれていたのかな? ホントに美味しかったのかな?とかね。



う〜ん。彼女の主張は正しい! タイミングが悪かっただけ。
自信作のスープと人に押し付けていなかったかな?と反省する太太。

『相手にどう思われるか?』なんて気にしないので、相手に気を使わない中国人。
日本人は相手に凄く気を使って、そしてその分、自分も好意的に思われたいと願うのかな?


ゲストハウスは国籍、年齢、違う価値観の人々が至近距離で触れ合う空間。
そしてリラックスして心地よい一夜を提供する場所。

う〜ん。新米女将は学ぶべき事が山ほどありそうです!


ぐっすり眠って遠くまでお出かけの彼女

2015年8月18日火曜日

後ろ姿に惹かれる年頃です。


こんにちは。


私事ですが、女将さん業が始まりました。
名古屋でゲストハウスなる安宿を開業いたしました。

いやはや〜 刺激的な毎日です。
今まで気ままに時間を使っていた立場から、居心地の良い時間を提供する立場になった訳ですから、解らないこと、驚きのことが多く、挙げ句は失態の数々。。。

そんな中で気がついた事があります。
私って『後ろ姿を眺めるのが好き!』なのです。クルマも人も。
『いらっしゃい』の出会いもいいけど、『いってらっしゃい』と見送るのが好き!
後ろ姿に『元気でね!』『また逢いたいね!』と心の中でつぶやいたりして。。。

ゲストハウスを出て駅に向う路は少しカーブした上り坂です。
バックパッカーが大きな荷物を背負って歩いて行く後ろ姿は、一期一会の出会いが終了の合図。 それを見届けるオバちゃん、太太。 いやあ〜似合う年齢になりましたよ。


『さようなら』の語源は再び逢う保証は無い人と今生の別れの挨拶の意味があるとか。。。
中国語の『再見・ザイチェン』はまた逢いましょうの意味が強い。

『サ・ヨ・ウ・ナ・ラ』はちょっと淋しいから、『ザイ・チェン』の方が太太は好きです。
これから富士山のキャンプ場に向うベルギーからのお客様



2015年7月18日土曜日

日本の保護政策にもの申す?


こんにちは。


ゲストハウスなるものを日本の名古屋で開業しようと、日々奮闘している昨今です。
と、いうことで、日本に居る日々が長くなっております。

ゲストハウスは簡易宿泊所の項目で旅館法の規準をクリアせねばなりません。
消費者が保護される観点から、色々な規制を条例で設けているのですが、そこに日中の違いを感じてしまうのです。

例えば、ゲストに簡単な朝食のサービスをするには「衛生管理許可書」が必要となります。
そこで「衛生管理許可書」を発行してもらう為に保健所の受講を受けに行った時のことです。

衛生管理なので、食中毒、ノロウィルスに関しての項目が多く、予防に大方の時間を費やして講義が行われます。
ふん、ふむと聴いていると「最後にいくら予防しても発生することはあるので、食中毒保険の加入をお勧めします」とパンフレットの配布。。。???
「消費者のクレームは大変ですからね、手厚い保証となっていますよ」。。。???

出さない為の講義 ⇒ 出ることは止められない ⇒ 出た時のモンクレ対策保険
太太の頭は混乱しましたよ。。。


ちょっと前まで上海人スタッフ達は、お昼のお弁当(もちろん、太太も同じ物を一緒に食べる)を食べる時に、鼻を近づけて「くん、くん」と嗅いでから食べておりました。
もちろん、腐っていないかどうかの確認です。
「やめてよ〜」と何度叫ぼうかと思いながらも、黙って黙認しておりましたが。。。

保健所の講義中にふと思い出した上海でのこの光景。
公的な安心、安全など信用しない、自分の五感で確認してから口にするスタンス。

なんて、凄い、潔いのでしょう〜  自己責任的生き方


日本人旅行者が上海で食中りをした話は良く聞くのですが、中国人も同じように食中りをしております。
しかし、その時は「そんなもの食べるお前が悪い」となるのです。

で、このじっとりと暑い時期、非常に危険な食べ物である上海名物「涼皮」も規制されることなく売られております。 もちろん、自己責任において消費されているからです。



非加熱の米粉を黒酢と唐辛子で味付けした、暑気払いの食べ物
ちなみに太太は、「食べたい〜」と主張しても中国人から固く止められております。
食中毒になったら厄介だぞ、このオバさんと思われているかも?



日本の食品って、中国より安心、安全と信頼されていますよね。
それは素晴らしいことなのですが、しかし、
その信頼を構築する過程をすべて見えない他者に任せておりて良いのか? と思ってしまうのですよ。太太は。 何かおきてから騒ぎは凄いのに。

日本人太太の私は、食材の購入も中国暮らしの経験を生かして、お店の大きさ、ブランド力に頼らず、五感をフル活用しながら自己責任においてしようと思っております。

名古屋のスーパーで妙な行動のオバさんがいたら、それは私です。

2015年7月1日水曜日

太太とオバさんと女将さんの日々?


こんにちは。


私事ですが、
『衣・食・住』の、衣の仕事にずっと携わってまいりました。
衣の業界はグローバル化が進み、均一化された没個性商品が値段優先で市場に氾濫するようになりました。 もともと着飾るということは個性を表現することであったハズなのに。。

それに比べて食と住は、風土と気候が左右し、それぞれの国や地域で違った文化を表現していると思います。

こっちの方が面白そう??

で、この度、+女将さん業務をこなすことにいたしました!
昨今、人気上昇中?のゲストハウス業にトライしてみます!

太太タフさ + オバさん図々しさ + 女将さんパワフルさを兼ね備えた視点でこれからもブログを続けていきますのでよろしくお願いしま〜す。


この古民家でゲストハウスをやっていきます。

2015年6月20日土曜日

Cho君、日本に来る。


こんにちは。


日本に来る中国人旅行者と云うと、
団体旅行で賑やかに観光地を訪れたり、バク買いに勤しむ姿を思い浮かべると思います。
確かに、未だ中国の人達は、ツアー旅行でないと日本に来難い現状があります。
個人単位では日本人ほど気楽に行き来き出来ないのです。

そんな中、中国人の仕事パートナーであるCho君が日本にやって来ました。

彼は以前、日本に留学していて日本語が堪能。 
そんな彼が観光ではなく、ビジネスで日本に営業活動で来る訳です。
「まあ、そんな問題がないんじゃない?」と思っていたら、ありゃ大変!
招聘制度という、日本人が保証人になって外国人を日本へ招く制度を使って申請を出さねばならないのです。 手間と時間がかかります。。。
来日を決めてから、一ヶ月後に日本にやって参りました
彼がMr.Cho 愛車はトヨタ、カメラはニコンでユニクロを着用。
東京に着いたCho君。 
やたらキンチョーしている〜。
日頃の中国人に対する日本人の認識 偏見?を意識してか、とっても静かでカチコチ。。。
可哀想なくらい。。。
大都市東京で人酔いし、公共機関の乗り継ぎに迷い、やっと見つけた喫煙エリアで小さくなって喫煙する。。。 多くの日本人が持つ来日中国人のイメージとだいぶ違う。。。
日本人として、申し訳なく思ってしまうくらい。

そんなCho君も一週間後には、無事仕事を終了し、秋葉原と銀座でウキウキお買い物。
ニコンのレンズを購入、お母さんにはテルモの血圧計(日本製)奥さんにはCOACHのバック。  (やっぱり買い物好きは中国人の特徴?)


日本の方々は来日する中国人についてある特定のイメージを持っていると思うのですが、
もちろん、中国人も日本人も色々なタイプの人がいる訳で、画一的な見方だけをしてしまうのは如何なモノかと、反省してしまう太太です。 皆さんはどうでしょうか?






2015年5月29日金曜日

日本人太太からみた日本人爺爺 in Shanghai


こんにちは。


在上海、単身赴任中の日本人爺爺(オジさん)について感じたことです。 
いつものように独断と偏見が混ざっておりますが。。。

休日の夕暮れ時、街中の上海では、2通りのタイプの爺爺に出会います。

「娘さんじゃないよね?」と思ってしまう若き女性とツーショットで嬉しそうに闊歩する爺爺。
もちろん、娘さん=中国小姐
早めの夕食をゴージャスなレストランで済ませ、「さあ、これから小姐の勤務先へ同伴でGO!!!」    
もしくは、日本食スーパーですき焼き等の材料を買い込み「どこで食事するねん?」と突っ込みたくなるほどウキウキしている爺爺。
意地悪太太は勝手に「爺爺の日本での休日の過ごし方とのギャップ」を想像して楽しんでおりますが。。。 きっとそんなにモテてないハズ

もうひとつのタイプは、上海にもある居酒屋風のお店のカウンターで、ジク〜とお飲みになっている爺爺。 たぶん、日本の休日とあまり変わらない?


大変なんだなあ〜 どっちのタイプも。
何故って、どっちも休日なのに疲れが取れないじゃん!
爺爺には温かさ、ほっこり感が必要なのでは? と思ってしまう。。。

ジク〜と居酒屋タイプの爺爺、数人と飲んだことがあるのだけど、決まって〆に味噌汁を頼むのですよねえ〜
確かに、確かに。プ〜んと懐かしさのある発酵した香りと湯気、口に含んだ時に感じる優しい塩気。 身体の中に沁み込むと同時に気持ちまで和んでいく、一杯分の幸せ。

思わず、「私、味噌汁作れるのよ。食べてみます?」と横の爺爺をナンパ?したくなる太太です。

日本人爺爺が多く住むエリアにて