2015年8月27日木曜日

お久しぶりです。中国人テイスト。


こんにちは。


我がゲストハウス初の、中国人のお客様が宿泊されました。正確には香港人ですが。。。
これからオーストラリアに留学予定の女性です。

太太は格別の好奇心を内側に隠しつつ到着を待っていたら、
生憎の悪天候で空港から通常の3倍の時間をかけての到着。 
チェックイン時間もとうに過ぎた到着となりました。

流石に疲れ果てた様子。しかも緊張を強いられる異国の夜。初対面の宿主。
夕食も食べそびれていたので、時間外でしたが食事を提供することにしました。

日本人太太 : スープはいかがですか? 注)香港人はスープ好きです。
香港人小姐 : 何のスープですか? 
日本人太太 : 人参のポタージュです。
香港人小姐 : じゃあ、要らない。
日本人太太 : ・・・・・・・・
————————————————

日本人太太 : じゃあ、パスタはいかがですか? 時間的にサラダは出来ませんが。
香港人小姐 : じゃあ、スープをつけて下さい。 注)他の種類のスープです。


来た・聞いた・来た〜!!

久しぶりに聞いたジコチュー発言! 痺れる様なはっきりした主張。


今まで人参のポタージュスープは多い頻度でゲストに提供してきた自信作のスープ。
何のスープかも言わずに、朝食スープとしてお出ししても誰も残したり、要らないと言った人はいなかった。美味しいとも言ってくれた。

一撃を食らった太太は、今までのゲストの好意?に急に不安なりましたよ。
私に気を使って我慢してくれていたのかな? ホントに美味しかったのかな?とかね。



う〜ん。彼女の主張は正しい! タイミングが悪かっただけ。
自信作のスープと人に押し付けていなかったかな?と反省する太太。

『相手にどう思われるか?』なんて気にしないので、相手に気を使わない中国人。
日本人は相手に凄く気を使って、そしてその分、自分も好意的に思われたいと願うのかな?


ゲストハウスは国籍、年齢、違う価値観の人々が至近距離で触れ合う空間。
そしてリラックスして心地よい一夜を提供する場所。

う〜ん。新米女将は学ぶべき事が山ほどありそうです!


ぐっすり眠って遠くまでお出かけの彼女

2015年8月18日火曜日

後ろ姿に惹かれる年頃です。


こんにちは。


私事ですが、女将さん業が始まりました。
名古屋でゲストハウスなる安宿を開業いたしました。

いやはや〜 刺激的な毎日です。
今まで気ままに時間を使っていた立場から、居心地の良い時間を提供する立場になった訳ですから、解らないこと、驚きのことが多く、挙げ句は失態の数々。。。

そんな中で気がついた事があります。
私って『後ろ姿を眺めるのが好き!』なのです。クルマも人も。
『いらっしゃい』の出会いもいいけど、『いってらっしゃい』と見送るのが好き!
後ろ姿に『元気でね!』『また逢いたいね!』と心の中でつぶやいたりして。。。

ゲストハウスを出て駅に向う路は少しカーブした上り坂です。
バックパッカーが大きな荷物を背負って歩いて行く後ろ姿は、一期一会の出会いが終了の合図。 それを見届けるオバちゃん、太太。 いやあ〜似合う年齢になりましたよ。


『さようなら』の語源は再び逢う保証は無い人と今生の別れの挨拶の意味があるとか。。。
中国語の『再見・ザイチェン』はまた逢いましょうの意味が強い。

『サ・ヨ・ウ・ナ・ラ』はちょっと淋しいから、『ザイ・チェン』の方が太太は好きです。
これから富士山のキャンプ場に向うベルギーからのお客様