2015年10月28日水曜日

移動手段の方法と感動について

こんにちは。

『人は何故に旅をするのか??』
などとぼんやり考えていたら。。。
すっかり投稿の間が空いてしまいました。。。。反省。


ゲストハウス(GH)を開業して、慌ただしい日々の中で、色々な形で旅するゲストさんを迎え入れ、好奇心剥き出しに?話をして、未消化な課題を溜め込んでおります。


GHは東海道に面しております。江戸時代参勤交代で使われた道です。
その昔、移動手段は基本徒歩のみ。時折、馬、籠などの移動手段使われていたけど。
今は、クルマ、電車、飛行機、バイク、自転車などなど、選べる便利な時代です。

その中で、歩いて旅をするゲストさんが多いのです。
でも、理由、目的はそれぞれ様々。

ふと、太太が気がついたことは?
『人間、五感の感じる順序を変えると違った世界が広がる』と云うこと。

難しそうに言っちゃったけど、簡単には、
クルマ運転中は視覚は最優先だけど、小径を歩いていると、視覚と同じ位、臭覚もがんばっているのです!
「あっ!」と、キンモクセイの香りから、キンモクセイの花を見つけたりして。
そんな単純なことですが、いつもと違った日常が味わえます。

そんなことを積み重ねて行くと、私も歩く旅人になっているのかなあ〜?
結論は先送り。
まずは女将業に励みます。












2015年8月27日木曜日

お久しぶりです。中国人テイスト。


こんにちは。


我がゲストハウス初の、中国人のお客様が宿泊されました。正確には香港人ですが。。。
これからオーストラリアに留学予定の女性です。

太太は格別の好奇心を内側に隠しつつ到着を待っていたら、
生憎の悪天候で空港から通常の3倍の時間をかけての到着。 
チェックイン時間もとうに過ぎた到着となりました。

流石に疲れ果てた様子。しかも緊張を強いられる異国の夜。初対面の宿主。
夕食も食べそびれていたので、時間外でしたが食事を提供することにしました。

日本人太太 : スープはいかがですか? 注)香港人はスープ好きです。
香港人小姐 : 何のスープですか? 
日本人太太 : 人参のポタージュです。
香港人小姐 : じゃあ、要らない。
日本人太太 : ・・・・・・・・
————————————————

日本人太太 : じゃあ、パスタはいかがですか? 時間的にサラダは出来ませんが。
香港人小姐 : じゃあ、スープをつけて下さい。 注)他の種類のスープです。


来た・聞いた・来た〜!!

久しぶりに聞いたジコチュー発言! 痺れる様なはっきりした主張。


今まで人参のポタージュスープは多い頻度でゲストに提供してきた自信作のスープ。
何のスープかも言わずに、朝食スープとしてお出ししても誰も残したり、要らないと言った人はいなかった。美味しいとも言ってくれた。

一撃を食らった太太は、今までのゲストの好意?に急に不安なりましたよ。
私に気を使って我慢してくれていたのかな? ホントに美味しかったのかな?とかね。



う〜ん。彼女の主張は正しい! タイミングが悪かっただけ。
自信作のスープと人に押し付けていなかったかな?と反省する太太。

『相手にどう思われるか?』なんて気にしないので、相手に気を使わない中国人。
日本人は相手に凄く気を使って、そしてその分、自分も好意的に思われたいと願うのかな?


ゲストハウスは国籍、年齢、違う価値観の人々が至近距離で触れ合う空間。
そしてリラックスして心地よい一夜を提供する場所。

う〜ん。新米女将は学ぶべき事が山ほどありそうです!


ぐっすり眠って遠くまでお出かけの彼女

2015年8月18日火曜日

後ろ姿に惹かれる年頃です。


こんにちは。


私事ですが、女将さん業が始まりました。
名古屋でゲストハウスなる安宿を開業いたしました。

いやはや〜 刺激的な毎日です。
今まで気ままに時間を使っていた立場から、居心地の良い時間を提供する立場になった訳ですから、解らないこと、驚きのことが多く、挙げ句は失態の数々。。。

そんな中で気がついた事があります。
私って『後ろ姿を眺めるのが好き!』なのです。クルマも人も。
『いらっしゃい』の出会いもいいけど、『いってらっしゃい』と見送るのが好き!
後ろ姿に『元気でね!』『また逢いたいね!』と心の中でつぶやいたりして。。。

ゲストハウスを出て駅に向う路は少しカーブした上り坂です。
バックパッカーが大きな荷物を背負って歩いて行く後ろ姿は、一期一会の出会いが終了の合図。 それを見届けるオバちゃん、太太。 いやあ〜似合う年齢になりましたよ。


『さようなら』の語源は再び逢う保証は無い人と今生の別れの挨拶の意味があるとか。。。
中国語の『再見・ザイチェン』はまた逢いましょうの意味が強い。

『サ・ヨ・ウ・ナ・ラ』はちょっと淋しいから、『ザイ・チェン』の方が太太は好きです。
これから富士山のキャンプ場に向うベルギーからのお客様



2015年7月18日土曜日

日本の保護政策にもの申す?


こんにちは。


ゲストハウスなるものを日本の名古屋で開業しようと、日々奮闘している昨今です。
と、いうことで、日本に居る日々が長くなっております。

ゲストハウスは簡易宿泊所の項目で旅館法の規準をクリアせねばなりません。
消費者が保護される観点から、色々な規制を条例で設けているのですが、そこに日中の違いを感じてしまうのです。

例えば、ゲストに簡単な朝食のサービスをするには「衛生管理許可書」が必要となります。
そこで「衛生管理許可書」を発行してもらう為に保健所の受講を受けに行った時のことです。

衛生管理なので、食中毒、ノロウィルスに関しての項目が多く、予防に大方の時間を費やして講義が行われます。
ふん、ふむと聴いていると「最後にいくら予防しても発生することはあるので、食中毒保険の加入をお勧めします」とパンフレットの配布。。。???
「消費者のクレームは大変ですからね、手厚い保証となっていますよ」。。。???

出さない為の講義 ⇒ 出ることは止められない ⇒ 出た時のモンクレ対策保険
太太の頭は混乱しましたよ。。。


ちょっと前まで上海人スタッフ達は、お昼のお弁当(もちろん、太太も同じ物を一緒に食べる)を食べる時に、鼻を近づけて「くん、くん」と嗅いでから食べておりました。
もちろん、腐っていないかどうかの確認です。
「やめてよ〜」と何度叫ぼうかと思いながらも、黙って黙認しておりましたが。。。

保健所の講義中にふと思い出した上海でのこの光景。
公的な安心、安全など信用しない、自分の五感で確認してから口にするスタンス。

なんて、凄い、潔いのでしょう〜  自己責任的生き方


日本人旅行者が上海で食中りをした話は良く聞くのですが、中国人も同じように食中りをしております。
しかし、その時は「そんなもの食べるお前が悪い」となるのです。

で、このじっとりと暑い時期、非常に危険な食べ物である上海名物「涼皮」も規制されることなく売られております。 もちろん、自己責任において消費されているからです。



非加熱の米粉を黒酢と唐辛子で味付けした、暑気払いの食べ物
ちなみに太太は、「食べたい〜」と主張しても中国人から固く止められております。
食中毒になったら厄介だぞ、このオバさんと思われているかも?



日本の食品って、中国より安心、安全と信頼されていますよね。
それは素晴らしいことなのですが、しかし、
その信頼を構築する過程をすべて見えない他者に任せておりて良いのか? と思ってしまうのですよ。太太は。 何かおきてから騒ぎは凄いのに。

日本人太太の私は、食材の購入も中国暮らしの経験を生かして、お店の大きさ、ブランド力に頼らず、五感をフル活用しながら自己責任においてしようと思っております。

名古屋のスーパーで妙な行動のオバさんがいたら、それは私です。

2015年7月1日水曜日

太太とオバさんと女将さんの日々?


こんにちは。


私事ですが、
『衣・食・住』の、衣の仕事にずっと携わってまいりました。
衣の業界はグローバル化が進み、均一化された没個性商品が値段優先で市場に氾濫するようになりました。 もともと着飾るということは個性を表現することであったハズなのに。。

それに比べて食と住は、風土と気候が左右し、それぞれの国や地域で違った文化を表現していると思います。

こっちの方が面白そう??

で、この度、+女将さん業務をこなすことにいたしました!
昨今、人気上昇中?のゲストハウス業にトライしてみます!

太太タフさ + オバさん図々しさ + 女将さんパワフルさを兼ね備えた視点でこれからもブログを続けていきますのでよろしくお願いしま〜す。


この古民家でゲストハウスをやっていきます。

2015年6月20日土曜日

Cho君、日本に来る。


こんにちは。


日本に来る中国人旅行者と云うと、
団体旅行で賑やかに観光地を訪れたり、バク買いに勤しむ姿を思い浮かべると思います。
確かに、未だ中国の人達は、ツアー旅行でないと日本に来難い現状があります。
個人単位では日本人ほど気楽に行き来き出来ないのです。

そんな中、中国人の仕事パートナーであるCho君が日本にやって来ました。

彼は以前、日本に留学していて日本語が堪能。 
そんな彼が観光ではなく、ビジネスで日本に営業活動で来る訳です。
「まあ、そんな問題がないんじゃない?」と思っていたら、ありゃ大変!
招聘制度という、日本人が保証人になって外国人を日本へ招く制度を使って申請を出さねばならないのです。 手間と時間がかかります。。。
来日を決めてから、一ヶ月後に日本にやって参りました
彼がMr.Cho 愛車はトヨタ、カメラはニコンでユニクロを着用。
東京に着いたCho君。 
やたらキンチョーしている〜。
日頃の中国人に対する日本人の認識 偏見?を意識してか、とっても静かでカチコチ。。。
可哀想なくらい。。。
大都市東京で人酔いし、公共機関の乗り継ぎに迷い、やっと見つけた喫煙エリアで小さくなって喫煙する。。。 多くの日本人が持つ来日中国人のイメージとだいぶ違う。。。
日本人として、申し訳なく思ってしまうくらい。

そんなCho君も一週間後には、無事仕事を終了し、秋葉原と銀座でウキウキお買い物。
ニコンのレンズを購入、お母さんにはテルモの血圧計(日本製)奥さんにはCOACHのバック。  (やっぱり買い物好きは中国人の特徴?)


日本の方々は来日する中国人についてある特定のイメージを持っていると思うのですが、
もちろん、中国人も日本人も色々なタイプの人がいる訳で、画一的な見方だけをしてしまうのは如何なモノかと、反省してしまう太太です。 皆さんはどうでしょうか?






2015年5月29日金曜日

日本人太太からみた日本人爺爺 in Shanghai


こんにちは。


在上海、単身赴任中の日本人爺爺(オジさん)について感じたことです。 
いつものように独断と偏見が混ざっておりますが。。。

休日の夕暮れ時、街中の上海では、2通りのタイプの爺爺に出会います。

「娘さんじゃないよね?」と思ってしまう若き女性とツーショットで嬉しそうに闊歩する爺爺。
もちろん、娘さん=中国小姐
早めの夕食をゴージャスなレストランで済ませ、「さあ、これから小姐の勤務先へ同伴でGO!!!」    
もしくは、日本食スーパーですき焼き等の材料を買い込み「どこで食事するねん?」と突っ込みたくなるほどウキウキしている爺爺。
意地悪太太は勝手に「爺爺の日本での休日の過ごし方とのギャップ」を想像して楽しんでおりますが。。。 きっとそんなにモテてないハズ

もうひとつのタイプは、上海にもある居酒屋風のお店のカウンターで、ジク〜とお飲みになっている爺爺。 たぶん、日本の休日とあまり変わらない?


大変なんだなあ〜 どっちのタイプも。
何故って、どっちも休日なのに疲れが取れないじゃん!
爺爺には温かさ、ほっこり感が必要なのでは? と思ってしまう。。。

ジク〜と居酒屋タイプの爺爺、数人と飲んだことがあるのだけど、決まって〆に味噌汁を頼むのですよねえ〜
確かに、確かに。プ〜んと懐かしさのある発酵した香りと湯気、口に含んだ時に感じる優しい塩気。 身体の中に沁み込むと同時に気持ちまで和んでいく、一杯分の幸せ。

思わず、「私、味噌汁作れるのよ。食べてみます?」と横の爺爺をナンパ?したくなる太太です。

日本人爺爺が多く住むエリアにて


2015年5月25日月曜日

サボリの日々に思った事。


こんにちは。


随分とサボってしまいました。ブログ更新を。
日中の溝にスッポリ嵌ってしまったような日々を送っておりました。

東アジア人として、似ている外見を持っていても、国民性が大きく違う日本人と中国人。
まなじっか似ているので、違いに対して拒否反応を示してしまうのかなあ〜

以前、『人と人との距離感の相違』でも書いたけど、人との距離感。
公と私の間をダブルスタンダードで使い分けるのは、中国は良くあるのだけど。。。
日本は無いかと云うと、私を重点に使い分けているような。。。裏と表のような。
たぶん、日本人って解り難い人達なんだろうな? 外国人からすると。(私もわからん)

太太は中国にいると、日本人だからと云う扱いを受け(当然なのですが)
日本にいると、ちょっとした空気感の違いに『おまえは中国人化しているからな』と
言われること多々。 
これって心理的にはかなり複雑なのです。(中国人に対する偏見が見え隠れするからね)
人は知らず知らずに偏見に陥り差別してしまうのでしょうね。


そんな日々の中、先日お会いした日本人のおじさん(爺爺)との話は面白かったですよ。

若い頃各国を旅したその方は、日中の現状をしっかりと把握なさっていて、
ひとしきり、中国旅の思い出、現在の中国の様子を語りあった後、
『溝の修復は我々の世代(中国、日本の政治家と同じくらい)が牛耳っている内は難しいでしょう。過去に縛られて頭が固いですから』と、先を見据えた話になりました。

頭が柔軟な若い世代に期待しつつ、その世代に従来の偏見を受け継がせないようにせねばいかん。と話をして会話は終わりました。
こんなおじさんが(おばさんも)日中で増えればいいな!と思う方で久々に心が休まりました。

私は次の世代の為に何が出来るのかな?
ちょっとマジに考えている日々でございます。


門は閉鎖的な用途では無く、新たな入り口であるべき?

2015年4月19日日曜日

ある夜の上海で。

こんにちは。


ある夜の上海。


 goodfellasと云う外灘にあるレストラン。


goodfellasの名はアメリカマフィア映画からの由来。


薄暗い店内は客でいっぱい。顔ぶれも多国籍で服装も言語も様々。
それぞれが店内に強い臭いを発している。

そこにサルバドールダリを思わせるおじいさんコックとチャーミングなイタリア人オーナーの娘が流暢な中国語と英語で接客してくれる。


お酒と料理とおしゃべりの渦巻く空間、ここ、上海は魔都と呼ばれた時代があったことを思い起こさせる。


19世紀の中頃、アヘン戦争後、列強各国の租界が点在し、一攫千金を夢見て上海に入って来た外国人達が蠢いていた。それが上海を魔都にしていた時代。
アヘンの売買で巨万の富を得たヴィクター サスーンはラクダに乗ってやって来て、ロールスロイスに乗って帰って行ったと云われている。

ここでは夜は更けない。何時まで喧噪は続くのだろう。。。
現代の魔都の住人は何を求めてここに居るのだろう。。。
暗い中にも活気がある上海の外灘のここは多国籍レストラン。


外に出ると深夜の街並みになっており、
私、太太は熱気せいか、お酒のせいか、外灘のイルミネーションが


このように見え出したので、タクシーに乗り込んで帰ります。

この現代の魔都が戦争により消えないことを願っております。。。


2015年4月11日土曜日

上海の街で見上げた空

こんにちは。


日本は雨ばかりの春ですね。しばらく太陽に合えていません。。。
上海ではこのような太陽の無い暮らしばかりなので慣れてはいるのですが、やはり太陽が恋しいです。

そこで今日のお題は『上海の街で見上げた空』でございます。


            
ふと見上げると、上海ではこのような光景が。(中国南部、香港などでもよく見られます)
上海太太はドン曇りでも負けず、せっせと洗濯物を干しております。


一般的市民のアパートは、
テラスが無く窓も小さめなので、物干し竿は窓と平行ではなく垂直方向に取り付けます。
なので、必然と国旗がなびくようにハタハタと洗濯物のオンパレード。
(結構この干し方が難しい。重いし、高所が怖いしで、太太は出来ません。。。)


布団だって有りなのです。。。
時に歩道を歩いていて「雨かな?」と見上げると、干したてのおっさんパンツの雫だったりも。。。


で、太太一押しの写真! 『ある朝の上海の出勤光景』
ご近所さんの洗濯物をくぐり抜けながらの出勤、ご苦労さん!


日本の太太も天気に負けず、頑張って洗濯物を干しましょう!
でも、早く春らしく温かな日が来るといいな?


2015年4月10日金曜日

こんなブラウスを作ってみました。

こんにちは。


日中太太のブログの本筋とちょっと離れるのですが、
この度、着座姿勢に適した機能と、着用にすると気持ちが明るくなるようなブラウスを作りました。
ブラウスのコンセプトは『母の日にプレゼントしたいブラウス』です。

Readyforという、クラウドファンティングに載せています。
よろしかったらご覧ください。

https://readyfor.jp/projects/OWLfactory

共生地のスカーフがつきます。

前身はローン生地、後身は動き易いジャージです。

プレゼント用にいかがですか?


2015年4月5日日曜日

桜と中国人


こんにちは。


今年は中国の清明節(お墓参りに行く、日本のお彼岸に近い行事)休暇を利用して、サクラを見に来日される中国人が多かったですねえ〜 凄い賑わいです。。。

サクラを廻っては中国太太、小姐と多々話をしてまいりましたが、かなりの意識の違いがございます。 
ましてや、昨今の中国観光客を見ると『日本人と桜』の本質は全く理解されていないようで。。。


昨年の吉野山サクラ。日本人と桜は長い歴史がありますよね。


中国太太 : なんで日本人ってあんな地味な色ですぐ散っちゃう小さな花が好きなの?
日本太太 : ???
中国太太 : 牡丹の花が一番よ。濃い色で大きくて長く咲いているわよ〜
日本太太 : デカけりゃいいてもんじゃないわよ!!  ←声に出せない内心

その後、その太太の服に色が「日本名の牡丹色」が多いのに気がついた。

ちなみに国花とされているのは、
中国では牡丹。日本では桜なのです。

日本の国花、サクラ

中国の国花、牡丹
この違いって、太太の性格の違い⇒国民性の相違を表してるのかしらん?

牡丹で有名な庭園に行った時、見事に咲いている大輪の花は綺麗だったけど、
満開の牡丹の間から満笑の顔を出し、こっちか主役よと写真を撮りまくる太太達に圧倒された。。。
サクラの木の下で、酒盛りにいそしむ国民が言うのもなんですが。。。

主役になりたがる国民性ですわ。



しかし、中国で90后といわれる1990年以降に生まれた小姐は、(日本の人と近い価値観があります)

中国小姐 : 日本人ってサクラのどんなところが好きなんですか?
日本太太 : 儚い美学があるところかな?
中国小姐 : 儚いって理解出来ません。日本人とサクラの関係は何なのですか?
日本太太 : 一番身近な花かな? 寅さんの妹もサクラだし。。。中国人には判らないかも?
中国小姐 : いつかサクラを見に日本へ行きたいです。少しは日本のことが判るかな?


現在、中国人が日本のビザを取れるのは7000元/月程度の所得が必要。
上海人の平均月収は4000元。 90后の彼女にはまだもう少し先の話。
今日本を訪れている方々は、牡丹好き太太達が多いのでは?

流行の日本旅行に、サクラ見物。 
中国人の間では流行熱が覚めるのも早いので、日本のみなさん、今暫くの辛抱かと。。。












2015年4月3日金曜日

中国での買い物心得


こんにちは。


以前冷たい雨のクリスマスの日に、偶然見つけたデンマークブランドのスペクトラグラス。
上海にある某日系百貨店の、エントランスのワゴンの中で。


なんでここに???
ずっと前から欲しかった愛しいこのグラス。
普段使いには高いので購入出来ずにいたのに、意外なところで再会した。
しかも 
日本価格の1/10ほどで。。。 安すぎ??



その後このブランドの一部商品は中国で生産されている事が判りました。デメと呼ばれる生産過多となった物や、検品で撥ねられたB級品のが出回ったようです。
あらゆるモノが人件費の安い国で生産するようになり、コモディティ商品化してしまった(何処でも作れてしまう、希少性の薄い商品) 昨今。国を代表するようなブランドも自国生産でなく、人件費の安い国で作られていたりします。




ところが暫くしてがさつな太太が使っていると底のカラーフィルムが剥がれだしました。。。


中国人がよく口にする言葉があります。
『安いのは訳がある。その訳が嫌なら高い物を買いなさい。』
高い物を買わなかったあなたは文句言ってもしょうがない。と云うことでしょうか。

たしかに。。。


欧米のコレクションブランドが入居するビル

こんな高級ファッションビルから


歩道橋の上で営業する移動式店舗?

路上の物売りまで、本物、ニセモノ、B品など商品が溢れかえる上海では、ブランドバリューに頼らず自分で納得して買う基準が必要なのかも知れません。

以前、路上販売のオバちゃんに「これって本物?」と聞いたら、
「アンタは何が欲しいのか? このモノが欲しいのか? 本物ならいいのか? なんなのだ!」と捲し立てられた。。。


買い物する時はそのモノに対する自分の価値基準を必修で求められるのです。 
上海では。。。










2015年4月1日水曜日

レインボーへの夢、今と昔

こんにちは。


窓から見た
『虹橋開発区 Hong Qiao Development Area』の風景


商業貿易センターを中心の国家級開発区です。日系企業も多く進出していて、それに伴い日本食、日本人が住み易いマンションが多いエリアでもあります。
海運、貿易、銀行業務等があるオフィスビル

高架道路を挟んでこちらは日本人が多く住むマンション


            

上海で仕事を始めたのはここ、虹橋。 レインボーの云う名前に親しみを感じた。
これからの上海生活にドキドキワクワクし、少し緊張しながらこの街を歩いたな。

でもその頃はこの街自体が、ちょっとよそよそしい景色だった。
『外資優遇対策で突然現れた、近代的な場所』そんな感じだったで、
従来の上海の街とは馴染むことはできなかったからだと思う。

日出後:街がまだ起きていない静かな時間
でも今回感じたのは。。。
『上海はいつの間にこんなに都会の表情が似合う街になったんだろう?』という思い。

以前はあちこちに突然現れた高いビルが、周りの上海市民の暮らしと馴染めずにいたのに。今は馴染んでしまっている。。。

日没後:更に活気づく時間
確かに、人々の暮らしも豊かになった。 文化的にも欧米化が進んだ。
この窓からの景色の中で
すでに中国は世界の生産工場では無いと改めて感じる。  (太太の生業は生産業)

この街とサヨナラする時が近づいているのかも知れない。。。






2015年3月29日日曜日

銀行業務、日中の違い


こんにちは。


先日、上海の某国営銀行に行った時の話です。
ちょっと込み入った案件の為に窓口を利用したのですが、
私達一組の顧客に対して、対応時間がなんと! 約2時間かかった!!!
おまけにどのような状況だったかと云うと



こんな感じでずっと立ちっぱなし!!! 座らせて待機させることも無し!!!
ちなみに銀行の窓口さんは座り心地良さそうな椅子にお座りになっている。。。
大理石の床で底冷えし、腰は痛くなるわ、トイレは行きたくなるがトイレは無し。。。

窓口さんはため息まじりで、こちらはイライラが限界の頃、順番待ちの後ろの客からは
『この日本人が時間をかけ過ぎている!』と指差し、激怒の声! 写真ベージュの小姐ね。

『あの〜何故? 私達が悪いことになるのですか??』との疑問を押し殺して、
あきれ顔して『まったくね〜 お互い疲れちゃうね〜』とあなたとお仲間よ的立場を取り、
『あなたを待たせているのはこの窓口さんが悪いのよ。』と中国式処世術にて不快感を回避しましたが。。。

それにしてもサービス概念の無い中国で、しかも国営ですから、最初から期待はしておりませんが。。。酷すぎる状態。。。



で、何故このような状態になったかと観察、推察いたしますと。

日中の業務指導の仕方が違うのです。

この窓口さん、実習生のネームをつけておりまして、後ろの席に上司らしい人が踏ん反り返って座っております。

そしてこの上司、全行程が終わるまで一切口出しをしません。 
実習生が終えたひと作業ごと持ってこさせ、おもむろにチェックし、やり直しの指示を出します。
そうすると私たちも最初から記入のやり直し。。。 時間がかかるハズですわ。 

でも全く顧客を無視したこのやり方、ひとつのメリットがあることに気がつきました。

部下が業務内容を早く覚え、成長するのです。


これが日本だと、あらかじめ業務の仕方を詳細に指導し、各作業に一緒に立ち会い、間違ったらすぐさまカバーしてくれるのですよね。
きめ細やかなこのやり方、仕事の覚えが遅いかも?? いますよねえ〜応用の利かないタイプが。


まあ、顧客に対するサービスを考えないのは論外なのですけどね。

今後のスタッフ指導に役立つかしらん??

2015年3月19日木曜日

夢心地な空間


こんにちは。


止まった時間の中の夢心地な空間が好きです。

上海では次々と新しいものが受け入れられ、古いものは容赦なく壊されていきます。
まるで哀愁や執着を持つことはタブーとされているかのように。
そう、時間軸を短くぶつ切りにしてしまう上海では、
時間を止めて、夢心地で居続けるのは難しいことなのです。


そんな上海でも10年間変わらずに佇んでいる私の好きな空間があります。


車の喧噪が激しい市内の中心に突然現れる、時間が止まったような屋敷。 
ユダヤ人のマーラーが戦前、上海が魔都と呼ばれていた頃に建てた北欧ノルウェースタイルの洋館。


旧マーラー邸。今はホテルとして使われている。

子供が見た夢を再現したと云う逸話が、嘘ではなさそうと微笑ませてくれる。
その夢に見たおとぎの国の城を作った家主はもう居ない。。。
歴史に翻弄され、その後、欲に動いた各国の人が次々と家主となったけれど、
時間が止まったままのような風貌はそのまま。。。



曇りの日、目の前の大通りを走る車の中から、ほんの数秒だけ見るのが好き。
現実と夢心地の時空をぶらっと散歩するように。。。
強い日射しは要らない。雨の日ならもっといい。
夢の世界の建物だから。。。



ゆっくり生きることが許されない時代だからこそ、夢心地が愛おしく感じるのかな?



2015年3月9日月曜日

味道の話


こんにちは。


『ブログからすべての写真が突然消えた!』ショックから、何とか写真を修復し、またブログを始めれることになりました。またよろしくお願いします。


日頃何気なく繰り返し食べている食品の味道=味についての話です。

例えば中国ヨーグルト。
青海ブランドの生乳を使って固めたヨーグルト。

これは太太のお気に入りで、ほぼ毎日食べておりました。
日本のヨーグルトと同格の味と、しっかり、きっちり作っているであろう信頼感?からです。
(最近は何故か上海のお店から姿を消し、まことに残念なのですが)
食べ続けて気がついたことは、

一個一個、味が違うのです???

酸っぱい物もあれば、甘めの物もあり、柔らかい物もあれば、固めの物もあるのです。


では、この日本ヨーグルト。
ご存知、明○ブルガリアヨーグルトの中国版。

最近のコンビニ、スーパーマーケットでは、姿を消した青海ヨーグルトに代わり、明○ヨーグルトが全面に鎮座しているのですが、このヨーグルト、さすが日本ブランド、テイストを売り文句にしているだけあって美味しい。 

しかし!ですよ。味がどれも一緒なのです???

日本の皆様にとっては意味不明な発言とお思いでしょうが、中国では味のバラツキがあってあたりまえなのです。
偏に品質管理の問題と言ってしまえば、その通りなのですが。。。


ちょっとまてよ? と中国に10年も居て馴染んじゃった太太は、
「原材料である牛乳は冬と夏で脂肪分が変わる訳だし、ヨーグルトは発酵食品なので発酵の度合いによって味もバラツくよな。
それなら、ワインように味のバラツキをその年の特徴とされる物と品質の管理不足とされる食品の違いって何?  意外と曖昧じゃないの? 
それに同じ味にする為に後から味の調整をするのはどうなの?
と、日本の味のテイストを保っている食品を穿った目で見てしまう訳ですよ。。。


皆さんどう思われます? 


何時食べても美味しいは、消費者にとって安心で譲れないものですが、
同じ味にする為に、余分な物を加えたり、手間かけたりして保つのは? と考えると、違っていても自然でいいや。と思うようになってしまいましたよ。 中国暮らしの中で。。。


ちなみに中国ではKFCやMACも若干ですが味のバラツキがあるとか。。。
日本のファーストフード店に入るとピッタリ同じ味を不思議に思ってしまう日本人太太です。

早い!安い!うまい!の精神は一緒だよ

上の写真は、中国版ファーストフード店といった位置づけの横並び3軒。
餃子、点心、ビーフンのお店でローカルで人気のチェーン店。 さしずめ日本の MAC 、丸亀、吉野家といった感じでしょうか?
これらの店の味は見事にバラバラ。 しかしその分、美味しい店に当たった時はとても嬉しくなってしまいます。 反対の場合はもう行かない。
そんな感じでゆる〜く営業している中国系のファーストフードです。

日本の皆様は納得できない??

2015年3月7日土曜日

お詫び


こんにちは。


突然、ブログの写真がすべて消え去りました。
お見苦しいブログになっており、申し訳ありません。

只今原因を追及中ですが、復元まで時間がかかりそうです。
ITが苦手な太太ですが、この理不尽さに負けずに頑張りますので、
ご理解の程よろしくお願い致します。


mihoko 太太