2015年3月29日日曜日

銀行業務、日中の違い


こんにちは。


先日、上海の某国営銀行に行った時の話です。
ちょっと込み入った案件の為に窓口を利用したのですが、
私達一組の顧客に対して、対応時間がなんと! 約2時間かかった!!!
おまけにどのような状況だったかと云うと



こんな感じでずっと立ちっぱなし!!! 座らせて待機させることも無し!!!
ちなみに銀行の窓口さんは座り心地良さそうな椅子にお座りになっている。。。
大理石の床で底冷えし、腰は痛くなるわ、トイレは行きたくなるがトイレは無し。。。

窓口さんはため息まじりで、こちらはイライラが限界の頃、順番待ちの後ろの客からは
『この日本人が時間をかけ過ぎている!』と指差し、激怒の声! 写真ベージュの小姐ね。

『あの〜何故? 私達が悪いことになるのですか??』との疑問を押し殺して、
あきれ顔して『まったくね〜 お互い疲れちゃうね〜』とあなたとお仲間よ的立場を取り、
『あなたを待たせているのはこの窓口さんが悪いのよ。』と中国式処世術にて不快感を回避しましたが。。。

それにしてもサービス概念の無い中国で、しかも国営ですから、最初から期待はしておりませんが。。。酷すぎる状態。。。



で、何故このような状態になったかと観察、推察いたしますと。

日中の業務指導の仕方が違うのです。

この窓口さん、実習生のネームをつけておりまして、後ろの席に上司らしい人が踏ん反り返って座っております。

そしてこの上司、全行程が終わるまで一切口出しをしません。 
実習生が終えたひと作業ごと持ってこさせ、おもむろにチェックし、やり直しの指示を出します。
そうすると私たちも最初から記入のやり直し。。。 時間がかかるハズですわ。 

でも全く顧客を無視したこのやり方、ひとつのメリットがあることに気がつきました。

部下が業務内容を早く覚え、成長するのです。


これが日本だと、あらかじめ業務の仕方を詳細に指導し、各作業に一緒に立ち会い、間違ったらすぐさまカバーしてくれるのですよね。
きめ細やかなこのやり方、仕事の覚えが遅いかも?? いますよねえ〜応用の利かないタイプが。


まあ、顧客に対するサービスを考えないのは論外なのですけどね。

今後のスタッフ指導に役立つかしらん??

2015年3月19日木曜日

夢心地な空間


こんにちは。


止まった時間の中の夢心地な空間が好きです。

上海では次々と新しいものが受け入れられ、古いものは容赦なく壊されていきます。
まるで哀愁や執着を持つことはタブーとされているかのように。
そう、時間軸を短くぶつ切りにしてしまう上海では、
時間を止めて、夢心地で居続けるのは難しいことなのです。


そんな上海でも10年間変わらずに佇んでいる私の好きな空間があります。


車の喧噪が激しい市内の中心に突然現れる、時間が止まったような屋敷。 
ユダヤ人のマーラーが戦前、上海が魔都と呼ばれていた頃に建てた北欧ノルウェースタイルの洋館。


旧マーラー邸。今はホテルとして使われている。

子供が見た夢を再現したと云う逸話が、嘘ではなさそうと微笑ませてくれる。
その夢に見たおとぎの国の城を作った家主はもう居ない。。。
歴史に翻弄され、その後、欲に動いた各国の人が次々と家主となったけれど、
時間が止まったままのような風貌はそのまま。。。



曇りの日、目の前の大通りを走る車の中から、ほんの数秒だけ見るのが好き。
現実と夢心地の時空をぶらっと散歩するように。。。
強い日射しは要らない。雨の日ならもっといい。
夢の世界の建物だから。。。



ゆっくり生きることが許されない時代だからこそ、夢心地が愛おしく感じるのかな?



2015年3月9日月曜日

味道の話


こんにちは。


『ブログからすべての写真が突然消えた!』ショックから、何とか写真を修復し、またブログを始めれることになりました。またよろしくお願いします。


日頃何気なく繰り返し食べている食品の味道=味についての話です。

例えば中国ヨーグルト。
青海ブランドの生乳を使って固めたヨーグルト。

これは太太のお気に入りで、ほぼ毎日食べておりました。
日本のヨーグルトと同格の味と、しっかり、きっちり作っているであろう信頼感?からです。
(最近は何故か上海のお店から姿を消し、まことに残念なのですが)
食べ続けて気がついたことは、

一個一個、味が違うのです???

酸っぱい物もあれば、甘めの物もあり、柔らかい物もあれば、固めの物もあるのです。


では、この日本ヨーグルト。
ご存知、明○ブルガリアヨーグルトの中国版。

最近のコンビニ、スーパーマーケットでは、姿を消した青海ヨーグルトに代わり、明○ヨーグルトが全面に鎮座しているのですが、このヨーグルト、さすが日本ブランド、テイストを売り文句にしているだけあって美味しい。 

しかし!ですよ。味がどれも一緒なのです???

日本の皆様にとっては意味不明な発言とお思いでしょうが、中国では味のバラツキがあってあたりまえなのです。
偏に品質管理の問題と言ってしまえば、その通りなのですが。。。


ちょっとまてよ? と中国に10年も居て馴染んじゃった太太は、
「原材料である牛乳は冬と夏で脂肪分が変わる訳だし、ヨーグルトは発酵食品なので発酵の度合いによって味もバラツくよな。
それなら、ワインように味のバラツキをその年の特徴とされる物と品質の管理不足とされる食品の違いって何?  意外と曖昧じゃないの? 
それに同じ味にする為に後から味の調整をするのはどうなの?
と、日本の味のテイストを保っている食品を穿った目で見てしまう訳ですよ。。。


皆さんどう思われます? 


何時食べても美味しいは、消費者にとって安心で譲れないものですが、
同じ味にする為に、余分な物を加えたり、手間かけたりして保つのは? と考えると、違っていても自然でいいや。と思うようになってしまいましたよ。 中国暮らしの中で。。。


ちなみに中国ではKFCやMACも若干ですが味のバラツキがあるとか。。。
日本のファーストフード店に入るとピッタリ同じ味を不思議に思ってしまう日本人太太です。

早い!安い!うまい!の精神は一緒だよ

上の写真は、中国版ファーストフード店といった位置づけの横並び3軒。
餃子、点心、ビーフンのお店でローカルで人気のチェーン店。 さしずめ日本の MAC 、丸亀、吉野家といった感じでしょうか?
これらの店の味は見事にバラバラ。 しかしその分、美味しい店に当たった時はとても嬉しくなってしまいます。 反対の場合はもう行かない。
そんな感じでゆる〜く営業している中国系のファーストフードです。

日本の皆様は納得できない??

2015年3月7日土曜日

お詫び


こんにちは。


突然、ブログの写真がすべて消え去りました。
お見苦しいブログになっており、申し訳ありません。

只今原因を追及中ですが、復元まで時間がかかりそうです。
ITが苦手な太太ですが、この理不尽さに負けずに頑張りますので、
ご理解の程よろしくお願い致します。


mihoko 太太



2015年3月5日木曜日

爺爺(おっさん)の頭髪話


こんにちは。


爺爺=中国では気楽な感じで呼ぶ、おっさん、オジさんの意味です。

この中国(上海)爺爺についての独断話です。

上海に住んで常々の疑問に

『中国のオジさんは何故、ハゲが少なく頭髪が黒いの??』があります。

この方々も黒々、フサフサ

疑問があったら中国人太太に聞け、と確認したらあっさりと言い放ちましたよ、
「中国爺爺は頭使わないからねえ〜 ハゲないよ」と。。。
真意はさておき、確かに育毛剤のCMは中国では無い。
アデランス的中国版も見かけない。
それに比べて男性用白髪染めのCMは多い。

後ろの建物が反射して醜い写真ですみません)

バス停でもこのように盛んにオジさん白髪染め広告が。

オセロのように使用前後がクッキリと違いが判り、色は黒のみ。
しかも深い黒ほど良質。






相対して日本のオジさん。



このようなテルマエオジさんは中国では少なく、極めて日本的かと。。。
そして日本人向けフリーペーパーには、「今がチャンス! 赴任中に人知れず増やしましょう!!」と日本人向けアデランスの広告が多数。

中国爺爺、頭の悩み ⇒ 白髪をどうするか?
日本人オジさんの悩み ⇒ 薄毛をどうするか? ですね。



う〜ん。みんな大変なんだね。爺爺もおっさんも。
でも何故ハゲるの?の疑問解明にはいろいろあるようで(太太が口出しすることは無いのですが)


慢性的にストレスを感じている状態になると常に交感神経が緊張した状態になってしまい、異常な発汗は頭皮の環境を悪化させ抜け毛が促進、血行不良によって新しい髪の毛が育たないという事態に。これがストレスが薄毛に繋がるという理論です。by Google調べ

とすると、ストレスが原因でもあるらしいのです。

「頭を使うかどうか?」でなく、「ストレスをどう減らすか?」の薄毛対策が効果的かと?

確かに、確かに、ストレスは怖い。。。

中国では癌の発症率NO1は肺がんです。
日本ではNO1は胃がんだそうです。
胃がん=ストレスじゃない?

大気汚染と喫煙で肺がんリスクが高まる中国。

社会的ストレスで胃がんのリスクが高まる日本。

ストレスで命と頭髪が守れるのなら、中国的にゆる〜く生きるのも一考かも?

元気な日本人爺爺が増えますように!!