2015年2月28日土曜日

西日の似合う街


こんにちは。


個人的な意見ですが、上海は西日が似合う街だと思います。特に冬の日射しが。。。
PM2.5を通過して来る日射しは、ぼ〜っと白く柔らかく小窓から程よい光を届けてくれます。

老房子で。晩冬の昼下がり。

上海は基本的にレンガ積みの石の家なので、特に古い家である老房子はガラス窓は小さめです。
その窓から、低い日射しが差し込む午後はまったりとした時間を楽しむことが出来ます。
普段は喧噪の上海も冷たい石の家の中では、時間と空間を遮って異空間を作ってくれています。

西日と使い込まれた建物と家具も似合います。

週末の遅めのランチは、一杯のワインで酔いもまわり、眠気も誘い、西日を浴びながら至福の時間です。

すっかり帰るのが面倒になり、重い腰を上げて外に出ると



ひなたぼっこのおじいさん、おばあさん達。
西日を浴びて、穏やかな顔をしている。 文化大革命の頃、紅衛兵の年齢だったくらいの人達。 

今の豊かで平和な上海を満喫しているのかな?

2015年2月26日木曜日

只今リハビリ中


こんにちは。


私、日本人太太が日本に戻った時に気をつけるべき、10か条。

1)大声で喋らない。
2)ドア、戸類は静かに開閉する。
3)人混みは流れる基準の法則に従って歩く。
4)二人称を主語にして喋るようにする。
5)ファーストフード店では食べたトレーは自分で下げる。
6)信号に従い、横断歩道を渡る。
7)トイレットペーパーは便器に流す。
8)ゴミは分別ゴミに分けて出す。
9)携帯は場所を考えにマナーモードにする。
10)公共の乗り物は停車してから席を立つ。

いや〜凄いわ。
毎度まいど戻って来る度、暫くは日本に慣れるべくリハビリ期間として注意を要す。
(もちろん日本人太太ですもの、日中関係なく最低限のマナーは身につけておりますが。外で歩きながら物を食べないとか、横入りをしないとか。。ね。)


反対に、中国に行った時に気をつけるべき、10か条でなく3か条。

1)公共の乗り物の乗降時は出遅れないように身構える。
2)人混みでは自分のスペースを確保すること。
3)信号を信用せず、ドライバーを睨みながら歩く。

いや〜これも凄いわ。すべて一人称的見地。
でも注意すべき点は少なくてすむ。 (意外と楽なのです)
中国で気をつける事とは、周りを気にせず、自分の事は自分で守りなさい。と云うこと。
あらためて、凄いなあ〜 大陸的一人称思考。

中国 ⇒ 対人、対物センサーをoffにする。
日本 ⇒ 対人、対物センサーをonにする。

簡単にすると、このようなことなのでしょう。

で、現在は日本に居ますので、リハビリしながら、まったりと日本の心地よさを味わっております。
しかし、年々日本のリハビリ期間が長くなり、中国ではリハビリ期間が必要なくなるのは非常に危惧する状況ではある太太です。。。


2015年2月24日火曜日

新鑑真号に乗ってみました。(環境問題)



こんにちは。

新鑑真号に乗っての続きです。
日々の生活の中では気付かないことですが、
日本に戻って最初に感じるのは、『空気が澄んでいて、空が綺麗だなあ〜』と云うことです。
また、飛行機で上海〜日本を行き来すると上から見る海の色に驚かされることがあります。


中国(上海)と日本では海の色が違うのです。
どのくらい違うかと云うと、イメージではこんな感じです。ブルーとベージュの違い。

ブルー系は日本近海の色。ベージュ系は中国近海の色

上海近海の海の色は土色をしており、船が黄浦江から東シナ海に出て2時間くらいはこの色が続きます。
詳しい関連は判りませんが、中国太太に「成長した太刀魚は泥臭くてマズい。子供の太刀魚を買いなさい」と言われたことがあります。 この海水の影響で泥臭くなるのでしょうか??

もともと源流の揚子江は流れも遅く土色に濁っています。その水が海に流れるので影響はあるのですが、それだけではなく、工場などからの海水汚染もかなり酷いらしいのです。それがかなり広域に渡ります。
今回の乗船で近くでは海の色を見てみたいと思い、写真を撮ってみました。

出航して暫くは土色の海水。臭いも?

延々と土色の海水が続きます。

これは済州島?あたりの海の色。

大阪港着岸時の海の色。




さらに深刻なのは大気汚染。
春節近くは工場も止まり比較的大気は良好になるのですが、
乗船した日は天気が良く、大気汚染がそれほど気にならずにいたのですが、写真を撮ってみてびっくり! 
更に日本に着いて、空気が綺麗なことにびっくり!
そして、こんな環境で暮らしていたのかとびっくり!!
この違い。。。

上海、晴天時の正午頃、対岸のビルがぼやけて見える。

大阪、晴天時の正午頃。

対岸の神戸の街も綺麗に見える。



また、早起きして見た瀬戸内の日の出は圧巻でした。
今回の船旅はイライラ、文句タラタラも多かったけど、日本が近づくにつれ海が綺麗に、大気が綺麗になってきて、空気が綺麗だから自然も街並も綺麗に素敵に見えるんだ。
『日本っていいなあ〜』と感動しました。

淡路島の向こうに朝日が昇り始める。

明石大橋の向こうに太陽が昇った。



この景色を見て一緒に感動した中国の人達。 
自分達の国の環境のことを個々が気にかけるだけで綺麗な海と大気が復活することを知って欲しいと思いました。
(日本人太太も上海でのゴミ捨ては日本と同じように以後気をつけます)

空も海も繋がっているんだから。。。




2015年2月23日月曜日

新鑑真号に乗ってみました。(中国式サービスの不思議)


こんにちは。


新鑑真号はサービスも売り物の、中国では一応優雅な船旅の位置づけであるようです。
中国太太に船で日本へ行くと話すと、「素敵ね〜 いいわね〜」と言われました。
でも実際に乗船すると??? 失礼ながら一人称的思考の中国にサービスは根付くことはできるのか?と更に疑問を深めてしまいました。。。
今回は日本人太太が感じた??? 新鑑真号船内での中国式サービスについてです。どう思います?



① コーヒーラウンジで。

PM2:00~4:00限定でオープンする船内のコーヒーラウンジ。



こんな感じでコーヒーを飲めます。が!



カウンター内にこのコーヒーマシーンをチラッとチェックした日本人太太は、安心して?コーヒーを頼みました。が!

オーダー後、スタッフ嬢はポットを片手に共同湯桶機へお湯汲みへ・・・そして戻って来たら

棚にはネスカフェ。右手にポット。

嫌な予感の太太の目の前で、なんと!涼しい顔してインスタントコーヒーを入れた。。。しかも激薄、アメリカン。。。   騙された。。。部屋では持参のモンカフェが飲めたのに。。。
前金で200円也。  ラウンジ内を奇声を上げて走り回る2人のガキの侵入+知らん顔の親付き




② レストランで。

先回も書いたけど、食事はレストランでカフェテリア方式。夜は1時間半だけオープンします。
夕食は飲みながら食べようとすると、オープン同時くらいにレストランに行くことになります。

すると、一角の席を占める客が既に宴会状態。 
制服っぽい同じ色のスーツを着た中国人ジェントルマン?4人。
テーブルの上には乗せ切れない程の料理が並び、ワインボトル数本を飲み始めちゃっている。
しかもスタッフ嬢がテーブルまで運んで来る、コックまで顔を出す。 この状態が二夜とも。。。

延々宴会状態のこの方々。クローズタイムもおかまいなし。
よく見るとその内の1人は新鑑真号のチーフアテンダー。(勤務中ながら顔が真っ赤っか)
その他、VIP待遇の3人は何者??? (写真を撮ると怒られそうだったから、ヤメましたけど)

突き止めましたよ。疑問だらけの日本人太太は。



最上階の一室に入るドアには『保安室・立ち入り禁止』と。
ここから、夜遅く、まだ赤ら顔で先ほどの制服の方が出てきました。
中国の保安員だったのですねえ〜 チーフアテンダーは接客していたのでしょう。

さすが、役人天国! でも役人は接待して、乗客は自腹+セルフ+短時間なのかい!!




③ 業務終了??

新鑑真号が大阪へ着岸すると、スタッフ嬢は最後の乗客が下船するまで見送って、それから各部屋をチェックして、掃除もしたりして1時間〜2時間後に下船する。 あたりまえ?
でもこれは日本式サービス。

着岸から下船まで1時間半〜2時間ほど、いろいろな審査など保安の理由で待たされます。
それなのに、着岸早々にエアコンも止まり、スタッフ嬢は各部屋のアメニティーを回収。一刻も早く仕事終了にして下船したい様子が見え見え。
そして体温チェックのアナウンスが入り、乗客は全員ロビーに集合させられ、並ばされた。


15分程待って、日本の衛生委員の方が乗り込んで来て体温チェックをする。
その間、スタッフ嬢はと云うと。


ロビー横のカラオケルームでコーヒーやお茶を飲み、おしゃべりに夢中。。。乗客は無視。

体温チェックが終わり、
部屋で待機の乗客にルームキーは各自でフロントまですぐ持って来てくれとアナウンスが有り。
なんでわざわざ持って来させるの? やっぱり仕事終了モードだった。

その後40分程待たされて、乗客の下船許可がおり、出口に立って乗客を見送っていたのは赤ら顔のチーフアテンダーだけだった。


期待はしていなかったものの、
サービスとは『第3者に効用と満足を提供すること』を理解できてない淋しい対応でした。
やはり中国でのサービスはまだまだ遠い道のりです。。。




2015年2月22日日曜日

新鑑真号に乗ってみました。(鑑真さんと太太)


こんにちは。


飛行機では2時間半ほどで到着してしまう両国の距離で、
昔は船でどれだけの時間とどのような人が行き来していたのだろうかと。。。

753年、鑑真和尚は66歳の時に伝戒の師として渡日されたとのこと。
6度目の挑戦で日本に辿りつけるまで10年間の歳月を要したとも。



 日本から唐に渡った僧・栄叡、普照らから戒律を日本へ伝えるよう懇請された・・・・・実に10年の歳月を経て仏舎利を携えた鑑真は宿願の渡日を果たすことができた・・・・・天平宝字7年)唐招提寺で死去(遷化)した。76歳。by Wikipedia



鑑真和尚の時代を想像しながら? 今回の帰日は空路でなく、航路を選んでみました。
鑑真和尚の名をつけた『新鑑真号』に乗って、鑑真和尚と同じルートを行く中国のフェリー2泊3日の旅。
大変な苦労を重ねて旅した鑑真さん、と同じ船旅でも全く違う体感をした日本人太太の航海です。


(こんな俗旅になりました)
初フェリーに好奇心剥き出しで、フェリーターミナルへ到着した太太は、予約したチケット発券カウンターで早くも ガツ〜ン! と新鑑真号は中国フェリーであることを再認識し、今後の3日間に暗〜い不安を感じてしまいました。。。

(地下一階の待合室。暖房も無く寒い。。)

フェリーのスタッフが前日の電話で「AM11:00までにターミナルへ来るように」と言っておきながら、11:00過ぎにスタッフが漸く仕事開始、ゲートが開く。



( カウンターは一つだけ。。)

不覚にも中国人太太に横入りされ、おまけに発券手続きに1組20分も時間を費やす手際に悪さ。何の為のチケット予約だったの? 慣れっこ中国人も怒りだす始末。






漸く乗船したと思ったら、 12:30出航の予定時刻から1時間待たされて出航! 定刻あって無しが如く。。。中国時間。。。



年期の入った航路図。これから44時間かけて上海から大阪までの船旅です。

(船内のロビーです。既にうるさい)
(個室にしてみました)
30人ほどの乗客で6割が中国人、3割が日本人、1割がその他アジア人といった割合でしょうか? 中国人が9割くらいの存在感がありますが。。。
定員は350名なのでかなりの少人数。 時間のかかる船旅は昨今は人気薄のよう。



(船内レストラン。昔の学食?カフェテリア?) 

「美味しい食事を提供するレストラン」と前フレでしたが。。。中華の味は「馬馬虎虎」
和食はコメント不要。最も当てにはしていない。
毎食1時間〜1時間半しかオープンしない最低限営業のレストラン。でも空いていた。
何故か、乗船から下船まで一度も食事に来ていない乗客が多数?? 毎食カップ麺??
レストランのソースをパクリに来ただけの中国オバちゃんもいた。 部屋で何食べてるのかかなり疑問??


二日目は360度海の東シナ海をひたすら進み、夕刻に五島列島が見え、夜には関門海峡を潜ります。

(圧巻でした。これだけはフェリーにして正解?)


日本のwifiが繋がり出し、TVもNHKを受信し出す頃、五島列島が見え出します。そこからの景色は夕暮れとともに「なんて綺麗な我が故郷!」と気分が高揚します。
関門海峡を通過してから瀬戸内を通るのですが、夜時間帯なのが残念



(大阪港へ降りてからの新鑑真号)



3日目の朝に大阪港に着岸しました。下船まで随分時間がかかり、再び日本太太はイライラさせられましたが、海運は古い制度が残っていて面倒くさい手続きが多いので、仕方ないですね。
日本人太太には東西南北も判らず海に囲まれて、wifiも無い=やることが無い環境での船旅は3日が限度でしょうか? のんびり出来ない性分丸出し。


鑑真和尚のように命かけて渡航した、いにしえの偉人には申し訳ないのですが。やはり空がいいなと。。。気がつけばブツブツばかり?
信仰心の無い凡人は、世俗の速くて楽な暮らしに慣れてしまっております。。。

船内のストレスサービスについては後日報告します。




2015年2月19日木曜日

春節(花火の楽しみ方)


こんにちは。


今日は中国の春節です。旧暦のお正月。
中国では、旧暦は農民暦として地方では重視されています。

今年の春節といえば、カウントダウンの花火が極端に自粛されました。

私は何度か上海で春節を迎えましたが、花火や爆竹の数や音の大きさは半端じゃない凄さです。
中国の花火は、日本の納涼花火と違って賞でる物ではなく、綺麗さより音量優先。
ド〜ン・ド〜ン・ドカ〜ン!と云った感じ。 ド〜ン・パッ!のパッは要らない。
花火も爆竹も『音で邪気を払う』ことが目的であるのです。
それが春節には、あちらこちらで無差別?に打ち上げる。素人さん参加もOKで。
その音たるや、一部屋の中に居る住人との会話も聞き取れない。
28階に住んでいた時など中庭で打ち上げた花火の高さと近い為、ガラス窓が割れんばかりの振動。
それが、一夜続く。。。
その日限りで花火を売り歩く屋台も出没。
賑やかであればある程、目出たい新年が来ると信じられているかのよう。

そりゃあ、花火事故も起きますよ。北京では工事中の高層ビルが燃えたしね。
そして、年々規制され、許可制になり、花火も販売されなくなりました。


昔を知っている日本人太太としては、馬鹿騒ぎ喧噪?がなくてちょっと淋しくもあります。
だって、イケイケド〜ンの何でもOKのあっけらかんさって、最近の日本には無いでしょ? 
江戸時代の日本人は『ええじゃないか』的気風があったようだけど、日本に戻ると窮屈感を感じてしまうことしばしば。

周囲にお構いなしに打ち上げる中国環境にストレスは無い?

難聴と、家が燃える心配は付き物だったけどね。








2015年2月16日月曜日

人と人との距離感の相違


こんにちは。


人混みの中、人と人との間の距離感って意識しますよね?
この距離感が日本と中国で大きく違うように思うのです。

例えば中国では、
「ちょっと、こっちに来て」と呼ぶと、異常な程近くに来る人が多いです。
思わず、身体を仰け反って半歩下がると、相手は半歩前へ。

混雑時の乗り物などでは、日本は相手と身体が触れ合うことを極力避けようとし、触れ合った時には「ごめんなさい」と詫びますが、
中国では、身体が触れ合っても無頓着であることが多いです。詫びることもありません。
むしろ、押し返し来ることもしばしば。。。 そしてそれを嫌って身を引けば、更に押して来たりして。


何なのでしょう?この違い。。。

で、私の勝手な推察では、(都市部に限ると思いますが)
日本では個・世間・大衆と3つの関心度範囲があるとすると、
中国では個・一族・大衆ではないのかと。

日本人の世間と云う概念は中国人には無いように思います。
代わりに身内、一族と云う血縁関係を重視し、その他、大衆は注力するに値しない範囲となるようです。 
人口が多すぎて一々気に留めてはいられない、二度と合う確立が低いなどが大衆=無関心にしてしまうのでしょう。
反対に一族の繋がりは強く、「あなたはもう家族のような人だから」は承認言葉。
中国は、個・一族/大衆の間に明快な線を引く。


日本は、/世間・大衆 こんな感じでしょうか?
個が弱く、世間と云う境界線の曖昧なこの集団の影響を受けることが大きい。

日本に居ると、周りを気にしてバランスを取り、時に愛想笑いもし。
少々窮屈。。。
中国に居ると、相手の無神経さに腹立つことが多いけど、自分も気を使わなくて良い気楽さは有り難いこと度々。

世間=最近は空気感
誰かが言っていた、「空気を読もうとしない中国人」
反対に、「空気ばかり気にする日本人」

中間がいいな?







2015年2月13日金曜日

上海は女性に甘過ぎ! 


こんにちは。


日本のオバちゃんとしては、納得のいかない話です。

明日2/14はバレンタインデーですね。 
遠い昔の記憶では、憧れの先輩に年に一度の勝負Day の一大イベントでした。
昨今の日本は状況が違って来ているようですが。。。

で、上海では。
「情人節」といい、男性が女性に花束を送って真摯な愛?を証明する日なのです。        





街中ではこんな公開プロポーズもしばしば見られます。

日本のバレンタインデーと真逆でしょ?



更に、旧暦の七夕には「七夕情人節」といいこれまた、男性が女性に花束を送って一生懸命に真摯な愛?を証明する日なのです。 おつかれさん

情人節には屋台の花売りおっさんが登場したりもしまが、愛の為には愛に見合ったお金の投資が必要です。↓



で、X'masは、またまた男性が女性にプレゼントするのですね。(女性はもらってばっかり)      
この話を知った時、すかさず3/14のホワイトデーのことを確認し日本太太は、上海小姐に
「3/14? ホワイトデー?? お返しをする日?? 何それ???」と言われました。。

共産主義って男女平等のハズでしょ? 








2015年2月12日木曜日

春節までX'mas


こんにちは。


上海に来て初めての年末、12/28過ぎても堂々と値引きせずX'masケーキが売られているのに感動した。 お〜なんて女性に優しい国。

その後、中国は春節が来るまでX'mas装飾はそのまま、ケーキも売れるまでか、腐るまでそのまま。ということを理解しました。 片付け嫌いの中国人気質?

ということで、
この時期はX'masツリー? それとも中国風松飾り? なんだか判らないものまで、街中を賑わしてくれるディスプレーです。



こんな、綺麗なディスプレーもあれば、

(欧米ブランドが揃ったファッションビルで)




こんな、いやらしい? ゴージャス系もあり。

(FENDIの前で)




なんで、羊の串刺しとツリーなの?





これは、ツリーというより門松風。

実が成ることは目出たい!+ポチ袋付きでなお目出たい!




欧米X'masツリーのルーツを持つ、中国ツリー。

金、かね、銭!が溜まるように、金系オーナメント下の人形は七福神ならぬ五福神?
 金の神様総集合!(銀行での隠し撮りなので手振れでごめんなさい)

2015年2月11日水曜日

歓迎光臨!日本


こんにちは。


もうじき中国は旧正月(春節)休暇を迎えます。
(今年は2/19~2/24)
この前後、中国大陸はふるさとを求めて民族の大移動が行われます。
この時期ほど、家族の絆を感じてしまう時はありません。

しかし昨今は、春節に故郷でなく、海外旅行する人がかなり増えました。
昨年は日本に来る外国人は台湾を抜いて中国人がトップ。一年前の50%アップ。
今後も日本を訪れる中国人は飛躍的に増えるでしょうね。

両手一杯に荷物を持っていたら中国人ね。

迎い入れる日本のみなさまとしては、当然戸惑いがあると思います。
利益は落としてくれるとしても、大挙して好き勝手動かれると困るが本音?
日本太太との会話の中にも「観光地に行くなら中国人の居ない所!」が無言の約束になっていたりして。。。

そんな時、いつも私は微妙。。。



確かに、大声で喋る、勝手に商品を触りまくる、並ばずに横入りは平気、ジロジロ厚かましく人を見る、などなど問題を上げればきりがない。

でも、でも、思うに彼らは無知なだけ。
日本人に迷惑かけて平気とは思っていない。 どうしたらいいか判らないだけ。
私たちが海外の国に行くより、ずっとドキドキ、オロオロしながら日本に来るハズ。

日本は行ってみたいけど、日本人は嫌い」と反日感情のある人も一度日本に来ると、それ以降日本を悪く言わなくなるみたい。


ある中国太太はオドオド、キョロキョロしながら日本にやって来た。
そしたら、
「日本は空気が綺麗で、大勢の人がいる場所でも静かで、秩序正しい」
それに、
「朝早くから、店の主人が入り口を掃除していた。日本はトップの人が率先して働き、仕事に気持ちを込めている様子が伝わる。それに比べて中国ではトップの人はお金ばかりに興味を持つ」と、驚き、感動していた。




数十年前まで欧米のホテルでは、日本人はマナーを知らずで評判悪かった。
今ではトップクラスに入る優良顧客。
香港のホテルでは上階は欧米人、次は日本人、中国人は低層階と決まっていた。
プノンペンのホテルは日本人より、中国人の方が同じ部屋でも宿泊費を高く取る。
あきらかな差別。。。

それは、いつか来た路。。。

日本に来る中国人に、我々は先輩として教えてあげよう。
その国々にマナーがあることを。
相手を重んじる気持ちがあれば、知的な体験と喜びが味わえる旅になることを。

そんな一つ一つの積み重ねで少しずつ変わっていけば、次世代は少し関係改善されるかも?


2015年2月10日火曜日

日中太太、幸福度の基準


こんにちは。


昨晩のニュースで幸福度を計る機械がHITACHIで作られたとか?
幸福度は人それぞれですが。。。 何を基準にするのだろう?

上海で仕事をしていると周囲の中国人女性から、
「日本の女性は可哀想だねえ〜」と言われます。。。
共産主義の中国では女性も職業に付く事があたり前で、
その代わり家事や育児は、家族、もしくはアイ(家政婦)が分担します。
なので、家事、育児労働比率の多い日本女性は大変で可哀想と云う事でしょうか?




オフィスビルの中の向かいの会社に、私と同世代の中国人太太がいます。
(役職は経理クラスかな?)
このオバちゃん、なかなか元気で、私は押され気味なのですが。。。

中国太太 → 昼前になると旦那さんが弁当を会社に届けに来る。
日本太太 → 朝、自分で弁当を持って出勤。

中国太太 → 帰りは旦那さんが迎えに来て一緒に帰る。
日本太太 → 地下鉄を乗り継いで帰る。

中国ではこのオバちゃんはかなり幸福度が高い太太らしいのです。




仕事上で知り合った中国太太(Aさん)と中国小姐(20代後半)との三者談。

中国小姐 → Aさんはとっても幸せだよ。旦那さんは、会社の送り迎えしてくれて、家に帰るとご飯は作ってくれて、週末は遊びに連れて行ってくれる。
中国太太 → うん、うん。その通り(鼻息荒く、満足そうな笑み)
日本太太 → ・・・・
中国小姐 → 私はなかなかそんな男性が見つからないから、結婚出来ないよ。
日本太太 → ご飯くらいは自分で作ってもいいじゃん。
中国小姐 → ダメ!絶対!一回でもご飯作ったら、ずっと作り続けなきゃならなくなるよ!
日本太太 → ・・・・・(途中から二人の会話について行けなくなりました。。。)

自分に都合の良い夫を持つこと = 幸福度が高い が、中国基準でしょうか???
まるで下部のような旦那さんじゃない?



先日、向かいの会社の太太は給湯室で私より2倍も大きい弁当箱を洗っていました。
旦那さん手作りの愛夫弁当?
かなりのおかずを残して「不好」と言って捨てていましたが

中国人太太の会社。自分の写真は嫌嫌と。



日本太太の一般的な幸福度基準って何なのだろう?
私は基準も色々でいいと思うのだけど。。。
とりあえず、日本太太は上海叔叔(おっさん)には受け良さそう。 嬉しくないけど




2015年2月6日金曜日

トランプのジジヌキと仕事の関係


こんにちは。


子供の頃、トランプの『ババヌキ』やりましたよね。
私はどちらかと云うと『ジジヌキ』のほうが好きだったのですが。。
一目瞭然のババカードを曳くより、誰か判らないジジカードを探りながらのゲーム進行がいいのです。



先日、ユニクロが下請け工場に過酷な労働を強いていたことがニュースになりましたよね。
でも、このような状況は私のいる服飾業界では驚くべきことではなく日常茶飯事なのです。

だって、価格が安すぎません?
W100%のセーターが¥2000で買えるには、商品製造代が1/3~1/4(一般的な原価率です)なので更に驚くほど安い値段で作られてい訳です。

しかし、いくら人件費が安い第3国で作っているとしても、遠い場所から時間とお金をかけて輸送してくる訳ですし、人件費も物凄いスピードで上がってきています。

それに加えて社会の仕組みは、大手SPAから商社まで中小、零細企業の生産者に物凄い圧力をかけて仕事の依頼をしてきます。
それは、やらねば明日はない、問答無用の状況を受け入れることなのです。
そんな中で私や周囲の生産する同業者は無理を強いられ、会社も人も疲弊している現状です。



で、苦しい経営の中、中国の年度末を迎え、どこも資金繰りに画策します。
資金の流れも単純ではないので、
「どこどこが支払わないから、金が無い」の常套句で己の支払いを逃れようとします。

昨日も社長である中国太太の所へ、片道2時間かけ出向き「金返せ」の直談判。
「誰々さんが支払わないから、支払えない」「いや、支払った。誰々が握っている」とそれぞれの人が同じことの繰り返し。。。
「嘘つき、犯人は誰?」とまるで『ジジヌキ』ゲームのよう。
皆さん、お金が無いから必死、必死。(私もです)

昔は楽しかった『ジジヌキ』が今では『ジジ探しストレス』でヘロヘロです。

この『ジジ探し、金取り立てゲーム』には日本人、中国人が混ざり合います。
ここでは日本人だから。。。中国人だから。。。の偏見は無く、
じっくりジジの目星をつけねばなりません。


日中小市民に少ないパンを公平に分け与えられることを願っています。



2015年2月2日月曜日

バスの乗り方


こんにちは。

公共汽車、バスの話です。
日本では利用率が低くなっていますが、中国は地下鉄が網羅されてもまだまだ市民の足として頑張っています。

上海のバスもVolovoから徐々に国産車に代わり、最近はハイブリット車も走っています。




で、日本のバスとの違いは、
① 時刻表がない!! 

1人の運転手が同じ路線を一日何往復もする運行の仕方で、始発と終車時間が決まっているだけです。
バスの本数は各路線に依って違いがあり、渋滞などの道路状況によってバスの来る間隔もまちまちです。(5分〜20分なら定刻範囲かな?)


② バス停名は道路名

「水城路x天山路」のように交差する道路名表示なので初めての場所でも行きやすい。


③ 運転手の気分で?バス停を通過する!!

席はバスが止まってから立ちましょう」など優しい安全性など期待してはいけません。
乱暴運転走行中にでも降車口で仁王立ちして運転手に降りることを主張せねばなりません。
バス停に人が居ないと、かなりの確立でパスされます。
混雑時には大声で降りることを怒鳴りましょう! (降車ブザーは機能しません)

いかがでしょうか?


この3つを理解すれば、結構快適な乗り物です。
中国は
時間=いい加減 場所=適当さで到達出来る 安全=要注意

日本だと
時間=定刻 場所=同じかな? 安全=安心



まあ、どっちをとるかだけど、 (もちろん、安全性だけど)
ちなみに待ち合わせ時間に遅れても、寛大なのは中国です。

「バスが来なかった〜 でもあなたとこうして合えて好好!」
 決して遅れたことを詫びないのが中国流

悠久の時の流れに身を任せれば、時間のストレスはなくなります。。。