2015年7月18日土曜日

日本の保護政策にもの申す?


こんにちは。


ゲストハウスなるものを日本の名古屋で開業しようと、日々奮闘している昨今です。
と、いうことで、日本に居る日々が長くなっております。

ゲストハウスは簡易宿泊所の項目で旅館法の規準をクリアせねばなりません。
消費者が保護される観点から、色々な規制を条例で設けているのですが、そこに日中の違いを感じてしまうのです。

例えば、ゲストに簡単な朝食のサービスをするには「衛生管理許可書」が必要となります。
そこで「衛生管理許可書」を発行してもらう為に保健所の受講を受けに行った時のことです。

衛生管理なので、食中毒、ノロウィルスに関しての項目が多く、予防に大方の時間を費やして講義が行われます。
ふん、ふむと聴いていると「最後にいくら予防しても発生することはあるので、食中毒保険の加入をお勧めします」とパンフレットの配布。。。???
「消費者のクレームは大変ですからね、手厚い保証となっていますよ」。。。???

出さない為の講義 ⇒ 出ることは止められない ⇒ 出た時のモンクレ対策保険
太太の頭は混乱しましたよ。。。


ちょっと前まで上海人スタッフ達は、お昼のお弁当(もちろん、太太も同じ物を一緒に食べる)を食べる時に、鼻を近づけて「くん、くん」と嗅いでから食べておりました。
もちろん、腐っていないかどうかの確認です。
「やめてよ〜」と何度叫ぼうかと思いながらも、黙って黙認しておりましたが。。。

保健所の講義中にふと思い出した上海でのこの光景。
公的な安心、安全など信用しない、自分の五感で確認してから口にするスタンス。

なんて、凄い、潔いのでしょう〜  自己責任的生き方


日本人旅行者が上海で食中りをした話は良く聞くのですが、中国人も同じように食中りをしております。
しかし、その時は「そんなもの食べるお前が悪い」となるのです。

で、このじっとりと暑い時期、非常に危険な食べ物である上海名物「涼皮」も規制されることなく売られております。 もちろん、自己責任において消費されているからです。



非加熱の米粉を黒酢と唐辛子で味付けした、暑気払いの食べ物
ちなみに太太は、「食べたい〜」と主張しても中国人から固く止められております。
食中毒になったら厄介だぞ、このオバさんと思われているかも?



日本の食品って、中国より安心、安全と信頼されていますよね。
それは素晴らしいことなのですが、しかし、
その信頼を構築する過程をすべて見えない他者に任せておりて良いのか? と思ってしまうのですよ。太太は。 何かおきてから騒ぎは凄いのに。

日本人太太の私は、食材の購入も中国暮らしの経験を生かして、お店の大きさ、ブランド力に頼らず、五感をフル活用しながら自己責任においてしようと思っております。

名古屋のスーパーで妙な行動のオバさんがいたら、それは私です。

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