2015年4月5日日曜日

桜と中国人


こんにちは。


今年は中国の清明節(お墓参りに行く、日本のお彼岸に近い行事)休暇を利用して、サクラを見に来日される中国人が多かったですねえ〜 凄い賑わいです。。。

サクラを廻っては中国太太、小姐と多々話をしてまいりましたが、かなりの意識の違いがございます。 
ましてや、昨今の中国観光客を見ると『日本人と桜』の本質は全く理解されていないようで。。。


昨年の吉野山サクラ。日本人と桜は長い歴史がありますよね。


中国太太 : なんで日本人ってあんな地味な色ですぐ散っちゃう小さな花が好きなの?
日本太太 : ???
中国太太 : 牡丹の花が一番よ。濃い色で大きくて長く咲いているわよ〜
日本太太 : デカけりゃいいてもんじゃないわよ!!  ←声に出せない内心

その後、その太太の服に色が「日本名の牡丹色」が多いのに気がついた。

ちなみに国花とされているのは、
中国では牡丹。日本では桜なのです。

日本の国花、サクラ

中国の国花、牡丹
この違いって、太太の性格の違い⇒国民性の相違を表してるのかしらん?

牡丹で有名な庭園に行った時、見事に咲いている大輪の花は綺麗だったけど、
満開の牡丹の間から満笑の顔を出し、こっちか主役よと写真を撮りまくる太太達に圧倒された。。。
サクラの木の下で、酒盛りにいそしむ国民が言うのもなんですが。。。

主役になりたがる国民性ですわ。



しかし、中国で90后といわれる1990年以降に生まれた小姐は、(日本の人と近い価値観があります)

中国小姐 : 日本人ってサクラのどんなところが好きなんですか?
日本太太 : 儚い美学があるところかな?
中国小姐 : 儚いって理解出来ません。日本人とサクラの関係は何なのですか?
日本太太 : 一番身近な花かな? 寅さんの妹もサクラだし。。。中国人には判らないかも?
中国小姐 : いつかサクラを見に日本へ行きたいです。少しは日本のことが判るかな?


現在、中国人が日本のビザを取れるのは7000元/月程度の所得が必要。
上海人の平均月収は4000元。 90后の彼女にはまだもう少し先の話。
今日本を訪れている方々は、牡丹好き太太達が多いのでは?

流行の日本旅行に、サクラ見物。 
中国人の間では流行熱が覚めるのも早いので、日本のみなさん、今暫くの辛抱かと。。。












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