2015年1月26日月曜日

単一民族的思考


こんにちは。


Nationality=国籍と民族  二つの意味がある。
Nationality=国籍  としか思ってこなかった私。

「どの民族ですか?」と聞かれたことが無い日本人。

中国は身分証明書には、国籍とは別に「民族」を書く欄があります。
中国の民族とは、92%を占める圧倒的多数の「漢族」と55種類からなる「少数民族」です。
私が上海で仕事で接する人は「漢族」が殆どですが、「朝鮮族」も結構います。
「朝鮮族」は中国東北地方に多く、高句麗をルーツに持つ人々らしいです。

朝鮮族は国籍と民族を上手に、ハッキリ使い分けており結構面白いです。
「私は中国人ですが、朝鮮人です」と会話したりします。

それが如実に現れるのが、サッカーの国際試合です。
(日韓戦の異常な興奮度は日本に居ても判りますよね)

たとえばワールドカップ開催時のこと。
若き朝鮮族のPa君はこの時期人格が変わります。
普段は、 国籍>民族 で中国社会に溶け込んでおりますが、
この時期は、国籍<民族 剥き出し、丸出し。

雑談中、意地悪な私の質問に、
 Q)「中国x日本」試合の場合どっちの応援する?
 A) 日本です。(多少の気遣いからか?)

 Q) 「韓国x日本」では?
 A) もちろん!韓国です!!!(半ば敵意むきだしに)

じゃあ、
 Q) 「中国x韓国」では?
 A) 小さい声で、でも力強く拳を握りながら、韓国です!!! と答えた、Pa君。

その時、
ある漢民族から『朝鮮人はアジアのユダヤ人です』と言われた意味を理解した。。。
国籍と民族のズレって大変なのだろうな。



ワールドカップの時期、子供の学校では赤色Tシャツが増える日があるとのこと。
(注)私服登校の学校です。
学校では在中韓国人の子供が多く、韓国戦のある日は赤色Tシャツとともに、校内での存在感が一気に倍増するらしい。

で、他国の子供達は。。
一定の距離を置いて、『今日は特別な日』と察し、そして、
『日頃仲が良くても、赤色Tシャツの日は別人なのだ』との暗黙の了解をする。

子供達の距離感は、判り易くスマートだと感心いたしました。
その後、遅まきながら「民族」に興味を持ち、本を読んで勉強しております。
お薦めの本があれば教えて頂けると嬉しいです。



3 件のコメント:

  1. このコメントは投稿者によって削除されました。

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  2. 何か間違えて削除しちゃった(汗)も一回投稿(笑)

    私自身ここ数年はかなりの反韓反中です。
    特に韓国に対してはどう考えてもおかしい、と思わざるをえません。
    細かい話は長くなるのでやめておきます。また機会があれば・・。
    中国に対してもネガティブな思いでいろんな情報を見てしまいます。
    漢民族といいますが、歴史を見れば混血の繰り返し、何を持って漢族なのか・・。単一民族の日本人にはなかなか理解できません。ただ中国の懐の深さ?にはほんと感心します。
    大陸的なんでしょうね、島国の考えとはかなり違います。
    ただ、こうしてmihokoちゃんみたいに、現実として中国で暮らしている方の話を聞くことは非常に有意義です。ちょっと反中で固まりそうだったオヤジの頭も、少しは変わるかもしれません(笑)
    長々すみません、これからも楽しみに読ませて頂きますm(__)m

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  3. kokuboさん、本音のコメントをありがとうございます。
    反中、反日の双方の意見を聞ける立場であることは、私の特権ですよね。
    私の場合、好きか嫌いかの「ものさし」を使うと居場所を狭めてしまうので、曖昧な「ものさし」を使ってなんとか暮らしています。

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