2015年2月23日月曜日

新鑑真号に乗ってみました。(中国式サービスの不思議)


こんにちは。


新鑑真号はサービスも売り物の、中国では一応優雅な船旅の位置づけであるようです。
中国太太に船で日本へ行くと話すと、「素敵ね〜 いいわね〜」と言われました。
でも実際に乗船すると??? 失礼ながら一人称的思考の中国にサービスは根付くことはできるのか?と更に疑問を深めてしまいました。。。
今回は日本人太太が感じた??? 新鑑真号船内での中国式サービスについてです。どう思います?



① コーヒーラウンジで。

PM2:00~4:00限定でオープンする船内のコーヒーラウンジ。



こんな感じでコーヒーを飲めます。が!



カウンター内にこのコーヒーマシーンをチラッとチェックした日本人太太は、安心して?コーヒーを頼みました。が!

オーダー後、スタッフ嬢はポットを片手に共同湯桶機へお湯汲みへ・・・そして戻って来たら

棚にはネスカフェ。右手にポット。

嫌な予感の太太の目の前で、なんと!涼しい顔してインスタントコーヒーを入れた。。。しかも激薄、アメリカン。。。   騙された。。。部屋では持参のモンカフェが飲めたのに。。。
前金で200円也。  ラウンジ内を奇声を上げて走り回る2人のガキの侵入+知らん顔の親付き




② レストランで。

先回も書いたけど、食事はレストランでカフェテリア方式。夜は1時間半だけオープンします。
夕食は飲みながら食べようとすると、オープン同時くらいにレストランに行くことになります。

すると、一角の席を占める客が既に宴会状態。 
制服っぽい同じ色のスーツを着た中国人ジェントルマン?4人。
テーブルの上には乗せ切れない程の料理が並び、ワインボトル数本を飲み始めちゃっている。
しかもスタッフ嬢がテーブルまで運んで来る、コックまで顔を出す。 この状態が二夜とも。。。

延々宴会状態のこの方々。クローズタイムもおかまいなし。
よく見るとその内の1人は新鑑真号のチーフアテンダー。(勤務中ながら顔が真っ赤っか)
その他、VIP待遇の3人は何者??? (写真を撮ると怒られそうだったから、ヤメましたけど)

突き止めましたよ。疑問だらけの日本人太太は。



最上階の一室に入るドアには『保安室・立ち入り禁止』と。
ここから、夜遅く、まだ赤ら顔で先ほどの制服の方が出てきました。
中国の保安員だったのですねえ〜 チーフアテンダーは接客していたのでしょう。

さすが、役人天国! でも役人は接待して、乗客は自腹+セルフ+短時間なのかい!!




③ 業務終了??

新鑑真号が大阪へ着岸すると、スタッフ嬢は最後の乗客が下船するまで見送って、それから各部屋をチェックして、掃除もしたりして1時間〜2時間後に下船する。 あたりまえ?
でもこれは日本式サービス。

着岸から下船まで1時間半〜2時間ほど、いろいろな審査など保安の理由で待たされます。
それなのに、着岸早々にエアコンも止まり、スタッフ嬢は各部屋のアメニティーを回収。一刻も早く仕事終了にして下船したい様子が見え見え。
そして体温チェックのアナウンスが入り、乗客は全員ロビーに集合させられ、並ばされた。


15分程待って、日本の衛生委員の方が乗り込んで来て体温チェックをする。
その間、スタッフ嬢はと云うと。


ロビー横のカラオケルームでコーヒーやお茶を飲み、おしゃべりに夢中。。。乗客は無視。

体温チェックが終わり、
部屋で待機の乗客にルームキーは各自でフロントまですぐ持って来てくれとアナウンスが有り。
なんでわざわざ持って来させるの? やっぱり仕事終了モードだった。

その後40分程待たされて、乗客の下船許可がおり、出口に立って乗客を見送っていたのは赤ら顔のチーフアテンダーだけだった。


期待はしていなかったものの、
サービスとは『第3者に効用と満足を提供すること』を理解できてない淋しい対応でした。
やはり中国でのサービスはまだまだ遠い道のりです。。。




0 件のコメント:

コメントを投稿